馬ゲノム解読、大穴消えて予想屋消える?
ゲノムとは全遺伝子情報のことである。人の場合は人ゲノムと呼ばれこの領域はほぼ解明され、医療分野では多くの貢献をしているのは周知の事実だ。
新聞記事は馬ゲノムの研究が終了すれば、競馬において予想という分野は意味をなさなくなるという内容だ。
冗談じゃ無い!私は真っ向からこの記事内容に意義を唱える一人である。この研究成果が将来的に競馬の予想に影響与えるとは微塵も考えたことはない。
馬の運動能力に係る遺伝子の研究は古くは英国などで進められて来た。その結果として距離適性などは母からの遺伝子による影響が大きいことが判っている。血統論者達が常識として母方の血を重視している根拠の源だ。
中央競馬は国営ビジネスだ。そしてそれを運営するのはJRAを屋台骨に、生産者、厩舎、騎手、馬主等を共同体として運営されている。
そして中身は紛れもないマネーゲームだ!
馬ゲノムの研究が進んで、大穴が出なくなる?茶番の考え方である。たとえ馬ゲノム研究が完了しても競馬は今日と何も変わらない。予想屋さんの失業も不要な心配である。
潜在能力が高いことが判明したとしても、レースにおいてそれが発揮されるとは限らない、JRAの売上増の思惑と共に、生産者経営や厩舎経営等も絡んでくるからだ。
またJRAは人馬の安全上の管理にも責任を負わねばならない。高価な先物買いをする馬主への配慮も必要となろう。JRAが全出走レースにおいてその能力を最大限に発揮せよ!と各陣営に要請するのは謳い文句はあってもどだい無理な話、売上の減少を要請しているようなものだ。
目の前にはエキサイティングな(に見える)競馬が展開される!誰もが予想しえない大穴馬の強襲!
本命と穴レースの適度な出現で繰り返されるバランスは競馬予想の面白さでもある。
馬ゲノム研究の結果云々に拘わらず、競馬がマネーゲームとして存続し続ける限り永久に不変であろう。もし新聞記事のような事態が起こりえるとしたら、マネーゲームとしての競馬そのものが存在し得なくなる!競馬の終焉の時でもあるからだ。
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